たこわさ

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DEVIL SURVIVOR2 the ANIMATION 第8話「4TH DAY 変容の水曜日ⅠI」感想

原作未プレイ。
(以下ネタバレ)
三位一体のセプテントリオンを相手に、三拠点同時防衛にあたる事になった響希達。ただでさえ強力なセプテントリオンを、三体同時に仕留めなければならないという逆境の中で奮戦する響希達だったが、その最中、響希と維緒の携帯に死に顔動画が……。
まさかのロナウドジョー、乙女の三人一挙退場。武道で言う所の残心が足りなかった、と言えばそれまでなんですが、まさかセプテントリオン本体が消滅した後にあんな最後っ屁があるなんて予想もしなかったでしょうから……。亜衣梨が死ななかっただけマシ、と考えるべきなのか。
「選択」の果てに仲間達を失い、失望感を隠せない響希。その前に現れたアルコルの口から、世界消失の真実が語られます。ポラリスという世界の秩序を担う存在が人間を不要と考えた結果が、現在与えられている「試練」であること。「世界の消失」とは比喩ではなく文字通り人類が存在した痕跡を概念ごと消し去ってしまうことであること。そしてアルコル自身もセプテントリオンの一体であり、本来持ち得ないはずの「自らの意志」から人類に選択の余地を与えたのだという事。
破壊ですらない、消失という存在自体の否定を前に、生き残ったとしても果たしてそこに何が残っているのか? 響希の自問は続く……。