たこわさ

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銀河機攻隊マジェスティックプリンス #004「喪失」感想

(以下ネタバレ)
無能な指揮官の無謀な命令により危機に陥ったタマキ。あわやという所でイズルの機転で事なきを得たが、防戦一方の状態に。スズカゼ教官が強引に徹底命令を搾り出すも、時既に遅く今度はケイが敵の標的となることに。そこにまたもやイズルが颯爽と駆けつけ、ケイを攻撃から守るが幸運は二度も続かず、イズルの機体が行動不能に……。絶体絶命のピンチになす術のないチームラビッツだったが、そこにシモン指令が密かに待機させていたチームドーベルマンが現れ、イズル達は紙一重のところで難を逃れたのだった――。
相変わらず全体的に軽いノリを演出しているが、キャラクター達の口から語られる状況は絶望の二文字。
終わりの見えない正体不明の外敵との戦い、物扱いされるイズル達MJPの子供達、そんな彼らを守ろうとするも力及ばず無力感に苛まれる大人達……。
オチャラケキャラの代表格のようなアタルの口から、記憶から消されてしまった里親達への想いが語られる事の切なさといったら……。そしてスズカゼ、いやリンリン教官の人間味あふれる苦悩を見てしまうとなんとも胸苦しく感じ。
いわゆる欝展開などなくても十分に憂鬱になる、この独特の雰囲気こそが本作の魅力なのでしょうね。一般受けはしないかもしれませんが、私は評価する!