たこわさ

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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 第4話「つまり、彼には友達が少ない。」感想

原作未読。
(以下ネタバレ)
「友達の友達は友達じゃない」とは何だか昔からよく聞くお話。特に、一人の目立ったリーダーの下に集まった集団においては、リーダー不在時のメンバー同士の団結力の弱さというのはとかく問題になりがちなことでして……。
とはいえ、間接的とはいえ同じコミュニティのメンバーとして交流しているわけですから、仲良くなろうと思えば「ただのクラスメイト」よりは遥かに敷居が低い相手な訳で。
「本当はお前が葉山がぼっちになる展開を期待していた」とうそぶく比企谷に対して最初は「わざわざ自分の心中だけで言い訳すんなこのお人よし」と最初は思っていたのですが、よく考えたら比企谷にはそういった人間関係の機微を実感として得ている訳じゃないので、案外本気で葉山を孤立させたかったのかも、とも思え。中々に味わい深いキャラクターです。
案外、比企谷は人格が歪んでいるだけで本質的にはとんでもないお人よしであり、戸塚や葉山はその事に気付いたからこそ、何だか放っておけなくて彼と仲良くなろうとしているのかもしれませんね。いや、戸塚のアレは彼らのクラスメイトの眼鏡女子の妄想の如く腐臭が漂ってくるんですがw
さて、今回のエピソードとは別に、物語全体への伏線として「比企谷は入学式の日に犬をかばって大怪我し、入院していた」という事実が明らかにされました。飼い主についてはモロに顔まで描いていたので隠す気全然ないんでしょうが、これはあれですね、由比ヶ浜さん想像以上に比企谷へのフラグ立ってましたね、とでも言えばいいのか。
まあ、恩を感じているという所を差っ引いても、由比ヶ浜の比企谷への好意的な接し方は傍から見ていても想いがバレバレな状態なんですが……誰もそれを指摘しないってのは、それだけ比企谷が恋愛対象外だという常識が彼らの中に根付いているからなんでしょうか?

今のところ圧倒的に由比ヶ浜さんが好きなんですが、やっぱり私は「色々頑張っているけれども空回り気味な駄目っ子(ただしそれがかわいい)」というキャラクターが好きなのかな。