たこわさ

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はたらく魔王様! 第4話「勇者、心の温かさに触れる」感想

原作未読。
(以下ネタバレ)
あー、だから勇者はマグロナルドを関西風の略し方してたのか、と久々にキャラクター造詣の細かい描写をしてくれる作品に出会えたことを喜びつつ、勇者と同僚がキマシタワー状態になっていた所に少しだけ色めきたったりw
基本的にはコメディなんですが、きちんと伏線を張った上で起承転結が感じられるストーリーになっているし、オチャラケちゃいけない所ではきちんとシリアスに徹するしで、作劇上のマナーがきちんとしているな、と感じますね。
今回は勇者の生い立ちについて語られて、彼女がただの正義バカではない事が示されつつも、実際に魔王の被害に遭って故郷と家族を失っているという拭えないわだかまりがあるために、現在の魔王が下心なしに人々の命を救ったことを頭では分かっているけれども気持ちでは理解出来ないという葛藤状態にある事がよく分かりましたし。
「魔王」とか「勇者」とか「フリーター」とか記号的な部分を前面に押しながらも、きちんとキャラクター一人一人を「人格」として描こうという姿勢が伺えます。
さて、遂に姿を現した黒幕は、かつての魔王の腹心の一人・ルシフェルでした。私の記憶が確かならば、勇者に倒されていたはずだったと思うのですが、それが何故人間界で生き残っていたのか? 何故魔王と勇者を狙うのか? そして「何かと面倒見がいいけど風体が怪しい大家さんは大概の場合重要人物」という法則を死守した大家さんは何者なのか?w