たこわさ

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変態王子と笑わない猫。 第1話「変態さんと笑わない猫」感想

原作未読。
(以下ネタバレ)
予備知識なしで観たのでタイトルから予想していた内容とちょっと違いました――というか、本音しか言えなくなった陽人は十分に人生終了に値する十字架を背負ってしまったし、何よりあんなに溌剌としたいい娘だった月子が無表情になったしまった事に対する衝撃が半端ない。基本コメディのはずなのにその一点だけで私はかなり心をえぐられてしまいました……。
しかも、月子は表情が作れないからわかり難いけれども、実際にはもっと悲愴な心境であるはずだし、陽人に対しては完璧フラグ立っているのに肝心の彼が変態王子と化しているわ、他の女に(結果的に)ちょっかい出しているわで、その心中を察すると痛ましいことこの上なく。
とはいえ、基本的にはそういった当人達には洒落にならないギミックでもって第三者視点から見ると実に馬鹿馬鹿しい状況を作り出す類のコメディとして中々に楽しめたので、そこら辺は割り切って観た方がよさそうですが。というか、月子がピンのヒロインかと思いきや梓も「笑わない猫像」の恩恵(呪い?)を受けていた事があっさり判明したので、どちらかというとダブルヒロイン扱いになりそうな予感が。
それとも、陽人と月子はラブラブなんだけれども状況的に梓や事によると部長まで巻き込んで勘違いラブコメを繰り広げしまったりする展開になるんだろうか? ここからの話の広げ方によっては大きく化けそうな予感。

変態王子と笑わない猫。 (MF文庫J)

変態王子と笑わない猫。 (MF文庫J)