新世界より 第十四話「雪華」感想

原作はノータッチ。
（以下ネタバレ）
守を見つけ出したものの町に連れ帰ってもなんの解決にもならないという状況に、打開策を見出せない早季達。真理亜に守を託し、早季と覚だけで一旦町へと戻るが、二人には教育委員会の査問が待っており――。
今まで圧倒的な支配勢力であるような雰囲気を持っていた教育委員会ですが、思ったよりも感情的というか余裕の無い組織の様子。以前、富子が語ったように、彼等もあくまで求められた役割を演じているだけの存在、という事か。割り切って「真実」を口にした早季相手に激昂したのは、彼女が「真実」を知っていたからというだけでなく、早季のもつ「強い意志」が理解不能なものに見えたからなのかもしれませんね。
そして早季のピンチに颯爽登場した富子さんが黒幕にしか見えないぃぃぃ！！　衝撃的な実年齢もそうだけど、やはりまだ色々と「真実」を隠している様子からも絶対的に信頼できる人物と言うわけでは無さそうな？
というか、富子が覚の祖母だという経歴も嘘、もしくは祖母じゃなくて先祖って事になるんだろうか？
そして世界を取り巻く詭弁が形を成してきたところで、今度は守だけでなく真理亜まで痕跡を残さずに消えてしまうという衝撃の事態が……。本当にこの作品は淡々とした語り口なのに引きで毎回驚かされるので油断なら無い。

TVアニメ「新世界より」ED主題歌「割れたリンゴ」「雪に咲く花」