BTOOOM! 第4話「世界ランカー」感想
原作知識は連載初期で止まっています。
(以下ネタバレ)
この手の殺人ゲームモノでは定番の少年殺人鬼・吉良が登場。
殺人にためらいがない・BTOOOM経験者であるという大きなアドバンテージを持つ吉良相手に、何とか殺さずに無力化しようと奮闘するサカモトでしたが、容赦なく殺しに来る相手に対する不利は覆せずピンチに……。
ギリギリの状況下でも平を見捨てなかった事や何とか相手を殺さずに場を収めようとした事から、サカモト本人はいたって普通――むしろ本来は人間味溢れる青年である事が伺えますが、この島ではその人間らしさが足を引っ張る事になるとはなんという不条理でしょうか?
しかし、意識が朦朧としていたからなのか、それとも記憶障害を起こすほどの電撃を喰らった後遺症なのか、「現実感」を喪失しBTOOOMをプレイしている時の「自分」になりきったサカモトは、圧倒的な戦闘力を発揮。相手が少年だったから運動能力的なアドバンテージがあったのかもしれませんが、容赦をなくしたサカモトは誰よりも優秀な殺人鬼になれるというこの事実が、後々サカモトを救いもするし苦しめる事にもなる予感。
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