たこわさ

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ココロコネクト 第七話「バラバラと崩れる」感想

原作はノータッチ。
(以下ネタバレ)
新たな現象「欲望開放」によって早くもグチャグチャになりつつある文研部の面々。
この現象の質の悪い所は、「どんな言動を起こしてもそれは自分の内から出たものである」という点。
人間、誰しも表に出さない負の感情なんてものは当たり前に持っているわけです。でも、それが「本音」かと言えばそうではなく、「言うまでも無い」事だったり「一時的な感情」だったり「今後の人間関係を考慮すればそのまま封印すべきもの」だったり、理性と感情で出来ている人間の心のうち、感情の方から湧きあがってきて理性が排除している人間が社会的生物として暮らす上ではある意味「不必要な部分」でもあるわけで。*1
でも、それも表に出てしまった時点でその人物の「本音」として周囲には認識されてしまう訳で、本当に質が悪い。

ココロコネクト キズランダム (ファミ通文庫)

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*1:最たるものは「性欲」でしょうか。人間、性欲が湧き上がったからといって必ずしも全てのそれを充足させる事はない訳で。