たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

ちはやふる 第8首「たえてひさしくなりぬれど」感想

(以下ネタバレ)
先日、原作コミックを2巻まで読了しました。アニメは微妙に脚本を改変しつつも、原作の雰囲気を実に損なうことなく再現しているんだな、と本作の出来の良さを再認識。
――と書いたところで、実は今回のエピソードはほぼアニメオリジナルなんですよね。原作では、肉まん君の入部は1コマで表現されるに留まっているのに、まさか一話丸々使うことになるとは……。
ただ、これも良改変、と評される事になるんじゃないかな、と。アニメだけ観ている人で、これがオリジナルエピソードだと気が付いた方は恐らく少ないんじゃないでしょうか?
それはさておき、本編について。
小学生の時、全国2位だった肉まん君。実力としては申し分ない筈ですが、そんな彼も新との圧倒的な実力差に心が折れてしまい、かるたから遠ざかる事に……。
これは前回の机くんのエピソードと構造的には同じストーリーですよね。――まあ、元・全国2位の実力者が「俺たちみたいなのは才能ある奴には勝てないんだよ!」とか「お前が言うな」という話にも思えますが、それは置いといて。
肉まん君が入部してくれる理由が、「単純に自分がかるたが好きだという事を思い出したから」という所が実に気持ちいい。多分、ムラッ気のある千早よりも実力的には安定しているだろうから、かるた部の切込み隊長的ポジションになっていくのかな?
一方で、机くんと奏の「初心者と解説者」的ポジションも実にいい。これからもこの二人がかるたに詳しくない視聴者寄りの存在になってくれることを期待。
という事で今回も実に面白――ああ、一つ今回の脚本に不満がありました。……テニスは努力から逃げたような奴が通用するようなスポーツじゃねぇぞ! なめんな!!*1

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*1:松岡修造ヴォイスで再生ください。