たこわさ

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機動戦士ガンダムAGE 第4話「白い狼」感想

(以下ネタバレ)
しょっぱなからナルシスト男のヌードを見せ付けられるとは思わなかった……。ああ、確かにこの作品「子供向け」ではないですな。かといって一体どんな世代に向けられたものなのかもよく分かりませんがw――とまあ、文句を言いつつも今回はそれなりに楽しめました。
さて、ガンダム作品の伝統の一つに「主人公の苦悩と成長」があると思います。初代のアムロの場合、根暗でいじけたメカオタク少年で、「僕が一番ガンダムを上手く扱えるんだ!」とかいった増長などを乗り越えて最終的に一人前の男になっていく訳ですが……フリットアムロタイプの主人公のようですね*1
軍の主導で開発されていたらしいガンダムの私物化を高らかに叫ぶなんて、いくらUEの人類初撃破という偉業を成し遂げているから言って、増長しすぎですわな。第一、「開発者」という立場こそあれ、民間人が軍の兵器を使用してドンパチやること自体、この世界では問題視されないことなんですかね? コロニー襲撃の際のような緊急時と違って、現在は危機を脱していた訳だし。
一方、今回初登場のエースパイロット・ウルフさん。まぁたバカキャラかよ……とか思いつつも、表向きのいい加減さに相反してちゃんと軍人としての筋を通して行動しているし*2、「シン・マツナガさんdisってんのかぁ!?」とか思って正直スマンかった、と思う程度には評価できるキャラクターかな、と。
しかし、いくら操縦センスがあってガンダムというチートマシンに乗っているからといって、フリットがウルフと対等以上に渡り合えてしまうって所には正直萎えるものが。宇宙世紀ガンダムのように「ニュータイプ」という「素人が初戦で勝てる」事に対するギミックも無しにこのまま話が進むようだったら更に萎えますな。
まあ、フリットが終始テンパってるのに対し、ウルフが徹頭徹尾冷静であり、フリットは本当の意味でウルフに助けられた、という描写があったのでまだマシかもですが。ただ、最後の小惑星爆発の件は「( ゚Д゚)ハァ?」という感じでしたね。多分、内部のガスだか水分だかが爆発したんでしょうが、まさか何の説明も無いとは……。
UEのステルス機能については、一応「何故今まで人類がUEに対抗できなかったか」の理由なんだろうけど、通常兵器でUEに太刀打ちできない描写を散々にやられた後ではなんだかなぁ……。
てか、ガンダムじゃなくてもドッズライフル使えるんじゃガンダムいらなくね? という根本的な疑問は黙っておいた方がいいのだろうかw*3

*1:恐らくは思い切りアムロを意識しているのでしょう。

*2:艦長からMS部隊隊長という辞令を貰って大義名分を得てからガンダムよこせ、と言ってきている辺り。

*3:AGEシステムへインプットするデータはガンダムが採取しなきゃいけない、という縛りでもあるんかいな?