http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20051117k0000m020109000c.html
32インチ以下の市場は値崩れが激しすぎて採算性・生産性の都合が付かなくなって来ているから、というのが理由のようで。
広いリビングのある家ならともかく、標準的な日本の家屋には32インチワイドテレビ位が大きさ的には限界ないし適正だと思うのですがねぇ。需要の多いサイズ帯を完全自社生産体制から外してしまうというのは、「安かろう悪かろう」への流れを作ってしまうだけなようにも思えますが、さて。
ところで、
具体的な調達先としては、同社がこれまでパソコン用の液晶パネルを調達してきた台湾の広輝電子を想定している。
との事なんですが、液晶テレビじゃあトップ企業のシャープも、パソコン用液晶モニタ業界じゃ二流なんですよね。その一因が、台湾産の安価な液晶パネルを使用している事によるブランドイメージの低下である事を考えると、32インチ以下の液晶テレビ市場でのシャープの没落が約束された、と見る事もでき……*1。
まあ、もっとも他のメーカーなんて「完全自社生産」という概念自体を持たないような所ばっかりなんですがねw
*1:念のため付け加えておくと、海外産液晶パネルにも良品はあるし、国内メーカーの殆んどがパネルは海外製品に頼っているのが現状。