WEB漫画の商業書籍化……というのは昨今では珍しくなく、本作もその例の一つではあるのですが、これがまあ完成度が凄まじい。
映画の都・ニャリウッドで活躍する敏腕プロデューサー・ポンポさんと、彼女に見出された重度の映画オタクな助手・ジーンを軸に、映画作りの現場が描かれていくのですが、もう頭から最後まで、とにかく筋立てが見事。
萌えとギャグの中間のような絵柄だから、もっと軽いノリかと思いきや、中々に重厚な「映画好き」マンガでした(と言っても基本はコメディですが)。
特に、ジーンの最後の一言が素晴らしくて……気持ち悪い言い回しですが「キュンキュン」キましたわw
今現在、pixiv版もまだ読める状態なので、まずはそちらを読んでいただくとしても……最後まで読めば書籍版が欲しくなる、そんな作品です。
- 作者: 杉谷庄吾【人間プラモ】
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー
- 発売日: 2017/08/26
- メディア: Kindle版
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