たこわさ

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バディ・コンプレックス 第5話「傷跡」感想

UNISONIA(アニメ盤)

UNISONIA(アニメ盤)

(以下ネタバレ)
ディオの妹・フィオナと出会った青葉。ディオに会う為にシグナスを訪れたものの門前払いされていた彼女を見た青葉は機転を利かし、彼女を艦の中へ引き入れることに――。

ハートマン軍曹もどきの新人歓迎のイニシエーションは、はっきりいって食傷気味のお遊びなのでゲンナリしながら観てしまいました。まあ、真の見所はまゆかがたどたどしくも流暢に(?)罵声を浴びせる姿なんでしょうが。

基本的に大らかなシグナスクルーの中でディオだけが軍人らしい頑なさを発揮しているな、という印象はおそらく視聴者共通のものだったと思いますが、その原因が母親の死と体に障害が残るほどの傷を負った妹への贖罪の気持ちからだったとは……。元々ディオは人一倍責任感が強い人なのでしょうね。誰が何をやってもどうにもならなかった劣勢に対して、いくら肉親が死傷したからといって、責任を感じてしまい、頑なに戦場で戦果を挙げる事で少しでも「敵」にその報いを与えることが出来るなら――そう考えてしまっていたのかもしれません。
しかし、妹の口からはっきりと赦しの言葉を得られた今、ようやくディオは自分のために戦えるようになったのではないでしょうか?
青葉とのコンビネーション技――全ての攻撃を弾き返し突き進むそれ――は、迷いの晴れたディオの姿そのものだったのかも。