たこわさ

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PERSONA5 the Animation SP1「Dark Sun…」感想

ASIN:B07MKFVM5H

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

「怪盗団のリーダーが取調べ中に自殺した」――世間を駆け巡るニュースに、怪盗団の支持者達の間に衝撃が走る。
これで邪魔者はいなくなったとほくそ笑む黒幕達だが――怪盗団は負けてはいなかった。

新たな協力者と共に黒幕の裏をかき、反撃に出る怪盗団。
かつてないほど広大で醜悪なパレスを、怪盗団は無事に攻略できるのか――?

『ペルソナ5』オリジナル・サウンドトラック

『ペルソナ5』オリジナル・サウンドトラック

感想

わざとらしいくらいに伏線を張っていたので、流石に本当に蓮が死んだと思っていた視聴者はいないだろうが……それでもドキドキの数ヶ月だったのではないだろうか?(苦笑

明智に関しては……最後の最後で同情の余地が残った。
もちろん、彼のやってきたことを思えば償おうにも償いきれない程の罪を背負っているわけだが、生い立ちからして歪まざるを得なかった部分もあり、全てが彼自身の中から発した悪だ、とまでは断言できない。
蓮と同じワイルド能力を持っていたことは、運命のいたずらというだけでなく、彼自身の中に確かな善性も含まれていた証左だったのではないか、と思いたい。

獅童が蓮に濡れ衣を着せた相手……という点には恥ずかしながら気が付かなかった。見返してみれば、中々あからさまな描かれ方をしているので、気付いた人も多かったかも知れない。

明智への仕打ちや過去の行いなど、獅童の場合は認知の歪みだけでは説明のつかない悪行を行ってきたように見受けられるが……それでもあそこまでの歪みに至ったのは、第三者の介入、もしくは世間の要請があったから、か。
せっかく獅童が改心したのに、彼の支持者達が狂乱から抜けられないという異常事態には、単一の何者かの意思以上のものを感じる。
人々の無邪気な悪意や欲望か、はたまた人間以上の存在である何者かの仕業か……。

完結編「Stars and Ours」は19年3月放送とのこと。
怪盗団はこの大きすぎる「敵」をどのように打倒するのか……楽しみに待ちたい。

#1 I am thou, thou art I

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