シュヴァルツェスマーケン #01感想
今回の満足度:3点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
初回につきあらすじまとめは割愛。
「トータル・イクリプス」と同じく「マブラヴ オルタネイティブ」のスピンオフ作品という事で、おなじみBETAさん達による容赦ない殺戮地獄が第一話から展開。「トータル・イクリプス」の方は第一話にピークを持ってきたような極端な構成でしたが、こちらは奇をてらわずに挨拶代わりの第一話になっており、今後への不安要素は少なそうな印象。*1
東ドイツが舞台でしかも密告社会によるギスギスした状況という事で、その手の方々には垂涎もののシチュエーンといったところか。私的にはあまり東ドイツやら軍隊やら特に好きではないので、純粋に舞台装置の一つとして捉えることになりそう。
テオドールは「またこのタイプの主人公か」等と身も蓋もない印象を受けてしまったが、今後の成長に期待。ヒロインポジションらしきカティアは、また世界観と舞台に全くそぐわない外見と性格だな、と思いつつも、どうやら大きな秘密を抱えているようであるし、孤立無援の状態でも最後まで生き残っていた実力は本物だろうから色々な意味で活躍してくれそうな予感。
少々出オチ気味なのはテオドールの妹・リィズ。最後にシュタージの面々が登場しましたが、あからさまに彼女らしきシルエットが見えましたね。やはりシュタージに捕らえられてあんなことやこんなことされまくった挙句鉄の女スパイに仕立て上げられてしまったのだろうか……等と無駄に妄想で胸を痛めるのでありました。*2
シュヴァルツェスマーケン 1 神亡き屍戚の大地に (ファミ通文庫)
- 作者: 吉宗鋼紀,内田弘樹,CARNELIAN
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2011/05/30
- メディア: 文庫
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*1:「トータル・イクリプス」が全体としては第一話の凄惨さとは裏腹な内容だったことへのガッカリ感の二の轍は踏まなさそうという意味において。
*2:私は基本的に女の子が酷い目に遭う展開は大嫌いなので、本来ならばこのシリーズのコンセプト自体苦手だったり。