たこわさ

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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ #6「彼等について」感想


今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

ギャラルホルンを撃退した鉄華団だったが、案内役不在のままで地球に辿り着けるはずもなく、次なる一手を考えなければいけなかった。オルガはリスクを承知の上で木星圏を牛耳る複合企業テイワズ――その実態はマフィアとされる一大勢力の協力を取り付ける道を模索する。
その頃、イサリビの船内では、少年達がモビルスーツの整備や物資の整理など雑用に追われていた。彼らに弁当を配る三日月とアトラの手伝いを申し出たクーデリアは、三日月ら少年達の中には読み書きもろくに教えられていない者も多い事を知り、彼らに勉強を教えることを提案するが――。

感想

三日月がただのドライな少年ではなく、きちんと自分の将来の夢を持っていることが分かって少し安心。まあ、ただのキリングマシーンにオルガが信頼を置く訳もないでしょうし、アトラが惚れるわけもないでしょうが。今回クーデリアに「あんたが俺たちを幸せにしてくれるんだ」と皮肉とも取れる言葉をかけた件についても、クーデリアが力強い答えを返したのに対してこっそりとほほ笑んでいた辺り、やはり心根は優しさと聡明さに溢れた少年なのかな、と。
オルガの三日月に対する信頼の強さの秘密も明かされました。一見すると主従関係のように見えてしまうオルガと三日月も、実はお互いに試し合う――というかオルガが一方的に試されていると感じるような間柄のようで。で、それは決してオルガの考え過ぎではなく、三日月がオルガに向けているのは「盲信」ではなく「期待」であり、三日月は自分のそういう感情に気付いていて常にそれに全力で応えようとしてくれているオルガだからこそ絶対的な信頼を寄せているのではないかな、と。もしどちらかがヘタレる時が来ても、この二人なら叱咤し合って乗り越えてしまうのではないか、という絆の強さを感じます。

ちゃっかり通信士におさまったフミタンは、色々含むところがありそうですね。直接の描写こそなかったものの、彼女が一人になった直後にノブリスがコーラル戦死の情報を受け取ったシーンが挿入されていたので、彼と繋がっているのかもしれません。

さて、逃亡していたCGSの社長・マルバが何者かの後ろ盾を得て舞い戻ってきましたが……流れ的には彼を支援しているのがテイワズ、といったところでしょうかね? ここまでの作風をみるに、このままマルバの復権を許す事にはならなさそうですが……岡田脚本なのでここいらで一気に視聴者の顔色を青ざめさせる展開が待っていてもおかしくないですね(苦笑


しっかし、72体のガンダムの内の一機・バルバトス、と来ましたか。公式サイトでは既に「ガンダム・グシオン」が紹介されていますから、ソロモン王の悪魔の名を冠した他のガンダムも存在する(した)という訳ですね。同じく公式サイトで紹介されている「キマリス」もつまりはソロモン王の72柱の悪魔の一・キメリエスの事か。きっとラスボスは「ガンダム・バール(バエル)」だな!(邪推