たこわさ

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Classroom☆Crisis 第十一話「それぞれの逆襲」感想

今回の満足度:3点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

カズヒサを失脚させ同時にA-TEC解散を阻止するというナギサの目論見は、全てカズヒサに見抜かれていた。完全敗北を悟ったナギサに対し、カズヒサは自らが進めて来た一大プロジェクトの存在を明かし、自分の配下となってその中心を担うよう迫られる。
一方、テストフライト中の事故でロケットが大破してしまったA-TECはいよいよ絶体絶命の危機に陥っていた。諦めきれないカイトだったが、その前に恩師であるリーが現れ、自らが関わっている霧科の新プロジェクト――カズヒサ社長が進める軍事機器開発の存在を明かし、カイトにも動力部分の権威としてそれに参加するよう勧めてくるが――。

感想

策略だとか政治だとかに対する描写についてはあっさり目で済ませるという「背伸びしない」脚本が印象的な本作ですが、カズヒサも完璧ではなくナギサという切れ者の存在に(結果として)助けられた、という設定はむしろリアリティさを演出する手法としては見事だな、と。まあ、あえて不完全さを示して見せて「俺はお前をこんなに評価してるし頼りにしてるんだぜ?」と印象操作しているという線も捨てがたいですが(笑
リーはカイトの助けになる方かと思っていましたが、彼が登場した経緯を踏まえれば、まあそんなことは無かったわけで。ノリの軽さがカイトと通じる部分があるな流石恩師、と思わせておいて実は二人の「軽さ」は全く別ベクトルだというのが、なんとも。カイトのそれは人間的情熱の結果だけれども、リーのそれは開発者的欲求の結果でしかない、というのが。
ナギサとミズキがあっさりくっついてしまったのは……やはり個人的には頂けませんね。もちろん、ミズキみたいないい娘に甲斐甲斐しくお世話されたり心配されたりラッキースケベされたりして堕ちない男というのもそれはそれで嫌なんですが……ナギサがミズキに依存する理由は分かってもその逆は分からないというか。まあ、ミズキの場合兄貴からしてあれですから、ダメンズ属性があるのかもしれませんが。服部とイリスが色んな意味でかわいそう過ぎる気も。
そして最後の最後にお約束の逆恨み刺殺(?)。創業者一家(の片割れ)の、現役の重役(ただし窓際)が実弟(ただし偽装)を刺殺(死んでない)って、なんかもそれだけで霧科半分くらい終わりそうなんですがw