たこわさ

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アイドルマスターシンデレラガールズ 第19話「If you're lost, let's sing aloud!」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

相変わらず「猫耳!」「ロック!」とじゃれ合いのような主張合戦を繰り広げる李衣菜とみく。いつも通りの光景だったが、美城常務の社内改革が二人に対し思わぬ影響を与えようとしていた。
李衣菜が尊敬に近い思いを抱くロックなアイドル木村夏樹。彼女が美城常務の発案によるアイドルロックバンドへ参加するのだという。しかもそのバンドはまだ残りのメンバーを選定中、という噂も聞いてしまい、李衣菜の心は少しだけ揺れてしまう。しかも、ひょんなことから夏樹自身と互いにあだ名で呼び合う程仲良くなり、にわかロック好きな自分と違って本当にロックが好きな夏樹から奨められる色々なロック音楽に段々とのめりこんでいき、その反動で普段の活動がどこか上の空になってしまう。
そんな李衣菜のおかしな様子に気付いたみくは、何か悩み事があるのではないかと李衣菜に尋ねるが、李衣菜は否定する。それでも李衣菜が何か悩み事を隠しているのでは、と心配するみくは段々と思い悩んできてしまい――。

感想

前半はロックにのめりこんで、普段の活動に支障をきたしてしまうなど、李衣菜側に問題があるように思わせておいて、最終的には李衣菜はそれを乗り越えていて、むしろ気に病み過ぎていたみくが失敗してしまうという、起承転結のしっかりしたお話でした。
本来的には真面目でやる気に溢れたみくだからこそ、パートナーに対して真摯になり過ぎて思いつめてしまう訳ですね。本当に、この2ndシーズンで一番「成長」を見せ付けてくれているのはみくですね。「素」の彼女は本当に魅力的です。実はプロジェクトで一番セクシーダイナマイトなボディ*1の持ち主というのもポイント高いですね!(ゲス顔) 猫耳キャラは好きじゃないけど(笑)。
李衣菜が必要以上に思い悩んでいたのは、恐らくみくの優秀さを一番知っている人間だったからなのじゃないかな、と思ったり。

夏樹の良い姉貴振りも素敵でした。李衣菜がにわかロック好きだと知りつつも話を合わせていたのは、別に陰で馬鹿にしていた訳ではなく彼女のひたむきさが心地よかったからなんでしょうね。その目は確かだったようで、夏樹自身が李衣菜のお蔭で「自分のロック」を貫く決心がついた。師弟関係ではなく、友人関係、仲間関係だという所がまた素敵です。
こうしてシンデレラプロジェクトはまた新たな仲間を得た訳ですが……*と夏樹までは分かるんですが何故そこにウサミンがw いや、みくと菜々との関係が李衣菜と夏樹の関係と相似ってのは分かるんですが。

さて、夏樹に振られた事で美城常務は早々に次の計画を進めようとしていますが、なんとその構想ユニットには奈緒・加蓮に加えて凛の姿が……。以前、シンデレラプロジェクトを視察した時にnew generationsにだけ声をかけていたのは、三人に向けてではなく凛だけに向けていた、という事でしょうか? これはつまり、武内Pから正妻を奪って力を削ごうという作戦なのか……(?)

あと、余談ですが美城常務が夏樹達に本人主導ではなく会社が用意したコンセプトとスタッフに従うよう強制したのは、全く珍しい光景ではないようです。以前、メジャーレーベルに所属していたバンドマン(太目)の方に聞いたのですが、デビューにあたって「ビジュアル系で行くぞ!」と社長に言われてバンドメンバーと現場スタッフが全力で説得したという話があったそうです(笑)。同時期にデビューしたバンドの中にはビジュアル系で押し切られてしまったものもあったそうですが……そういえばかつて一世を風靡した某ビジュアル系バンドも一人だけ「無茶しやがって」な容姿・体型の方がいましたよね、LU(以下自粛

*1:公式プロフィールによると身長152cmでB-W-Hが85-55-81という超ド級バディですよ、プロデューサーさん!(?)