ベイビーステップ2　第12話「逆境に全力」感想

原作は流し読み程度。
（以下ネタバレ）

あらすじ

ファイナルセットまでもつれ込んだ栄一郎と荒谷の試合は文字通りの接戦となっていた。お互いの持てる限りの技術・体力をぶつけ合う一進一退の状態が続くが、体力差があだとなり次第に栄一郎は追い込まれていってしまう。
これ以上体力を消耗すれば勝ち目はなくなると判断した栄一郎は、短期決戦にするべくプレイスタイルを攻め一辺倒に変え勝負に出る。しかし、栄一郎のチェンジオブペースに苦戦していた荒谷にとって、それはむしろ好都合だった。攻め一辺倒という事は予想しやすいということ、惑わされる心配のなくなった荒谷はそのパワーテニスで栄一郎を圧倒していき――。

感想

まさかここで主人公が敗退するとは思っていませんでしたが……よくよく考えてみれば、エーちゃんは負けてこそ強くなるんですよね。彼の強みは、弛まぬ努力を重ねる精神力だけでも、プレイ中でも相手を分析し対応策を見い出す頭脳だけでもなく、敗北や失敗から必ず何かを得るというそのハングリーな求道者的正確でもある訳で。荒谷というトップレベルの選手の全力を引き出し接戦を繰り広げたという経験が、今後の事を考えれば非常に大きなものとなるのは明白、ですね。
あと、一点勘違いしていたようなのですが、エーちゃんはこの大会で優勝できなければプロを諦める、という訳ではなかったみたいですね。準優勝でも全国大会出場の為のポイントは稼げる、という事なんでしょうか。いかに私が試合と練習以外の部分を聞き逃しているか分かりますなー（恥
エーちゃんを救ったのが、彼に救われた（？）岩佐の飾りない言葉だったというのは、傍で見ていてももらい泣きしそうなニクイ演出でございました……。