たこわさ

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響け!ユーフォニアム 第四回「うたうよソルフェージュ」感想

原作未読。
(以下ネタバレ)

あらすじ

滝の方針に反発する者、そもそもやる気のない者もいる中、滝による練習指導が始まる。ランニングの後の演奏、基本的なブレストレーニング等に加え、パート別練習ではあるパートに対しては優しく、またあるパートに対しては非常に厳しく指導する。触発されてやる気を出す者、逆に反発する者、滝の的確ながらも厳しい指摘に泣き出す者、様々な反応を部内に生む。
とある日の帰り道、そんな部内の様子、そして滝への評判について久美子と秀一が話していると、通りがかりの高坂がそれを聞きとがめ、「滝先生は凄い人」だから悪く言うな、と強い口調で二人に迫る。――しかし翌日、高坂は久美子に対して「昨日は言い過ぎた」と誤ってくる。そんな彼女に対して久美子は、少々支離滅裂ながらも自分の思っている所と、先日聞いた高坂のトランペットにとても励まされた事を伝え、彼女に対する引け目が少しだけ和らぐのを感じる。
高坂に触発された事もあり、久美子も自分に出来る範囲でパートの空気を盛り上げようと奮戦する。そして、再び滝の前で合奏する日がやってきた――。


感想

滝先生の指導法については、非常に的確かつ基本に忠実で*1、むしろ反感を覚える部員がいる事が不思議な位ですが、まあ一部部員の反感を買ってそれをバネにしてもらおう、という意図も見え隠れするので、この人本当に策士だよな、と。
パート毎にいじめたりほめたり基本練習ばっかりさせたりというのも、各パート毎にやるきもレベルも全然違うのだから当たり前と言えば当たり前。信頼にせよ、反感にせよ、恐怖にせよ、まずは自分に感情を向けてもらって、結果的に一つの方向に誘導しよう、という意図もあるのかも。

久美子は高坂さんにようやく一歩踏み込めたみたいですね。高坂さんの方も、特別な感情こそ抱いていないものの、久美子に対してはある程度の仲間意識は持っている様子。謝る口調はいかにも素っ気ないので、まあ彼女の場合感情よりも論理で行動しようとして結果的に冷たく感じられたりするのかもな、と。

*1:といっても私はブラスバンド経験などないので、あくまで体育会系文化部(笑)の基本として、体力づくりや基本トレーニングは重要視されるよね、という意味において。