たこわさ

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キャプテン・アース 第19話「今は微笑む君だから」感想

(以下ネタバレ)
箱舟派の手から逃れるために、オーストラリア脱出を目指すダイチ達。アカリのサポートにより輸送機を奪取し日本へと向かうが、箱舟派の無人インパクターの襲撃を受け、窮地に陥る。その時、ハナが「作戦を実行する」と司令に告げ、フレアエンジンで出撃するが――。

引き続き人類対人類の不毛な争いが続き、キルトガングの皆さんの影が薄い回でした。いくらモコがセクシャルアピールをしようともアマラが全く無反応なので視聴者的にも全く盛り上がらないし。

満を持して登場のブルーメ――ハナが永い眠りについていた武装宇宙船――ですが、はっきりと「宇宙船」と明示されたのって今回が初めてのような。この作品、ブルーメのように用語として登場しながらも特に説明がない存在がやけに多いですが、そこの所に違和感を覚えずに見られるのだから、これは単純に脚本がうまいのだろうな、と。

ハナが一度乗り込めば自力で出ることはかなわず、唯一ダイチだけが彼女を外に連れ出せるというブルーメ。ダイチにもしもの事があればハナは一生ブルーメの中に閉じ込められることになるが、そもそもダイチがいなければ外に出る意味がないと断言するハナの覚悟の重さとダイチへの愛情。それらが全て込められた彼女の微笑みは、だからこそ尊く感じるのかもしれません。