たこわさ

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バディ・コンプレックス 第13話「アクセプション」感想

(以下ネタバレ)
大満足の最終回。伏線を全て回収しつつ、バトルシーンでの見せ場もあり、次回作を匂わせるような要素も散りばめ……。ロボットモノ最終回のお手本のようなエピソードだったのではないかと。
ヒナの無限ループや、ビゾンを撃墜した事によるタイムパラドクスに難色を示している俄かSFファンもいるようですが、むしろ多元世界やら並列世界理論が一般的になりつつある現代のタイムトラベルものとしてはシンプルにして明快な落とし所だったのではないかな、と。
特に、ヒナの出自が「戦場で拾われた記憶の無い孤児」という所で、彼女の発生した原因が「タイムループによるもの」だけではなく「普通に戦場に取り残された記憶喪失の少女」という可能性についても否定されるものではない、という具合になっていて、この設定を考えた人はよっぽどタイムトラベルモノが好きなのだな、などと思ってしまったり。
二期についてはまだ決定事項は何も無いようですが、近年のロボットアニメの中でもかなり高い完成度を誇っていた本作のことですから、十分に期待できるのではないかと。