たこわさ

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劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』感想

先日、遅ればせながら観てまいりました。
(以下ネタバレ)
原作ゲームを全く知らずに観たものの、あまりの出来のよさにすっかりはまってしまったTVシリーズからいよいよ劇場版という事で、大きな期待とほんのちょっぴりの不安を抱きながら観に行きましたが……想像以上に面白かったです。

大筋は、アリーナライブに向けて春香がリーダーとなり、アイドルの卵である後輩達も交えて切磋琢磨するが、プロデューサーの渡米や春香を慕う後輩の挫折など色々な問題が続出し、それを皆で乗り越えていく――という、ある意味TVシリーズと同じような流れ。大きく異なるのは、春香達がプロデューサーの厚い庇護の下から半ば巣立っていく、という自立を意識した構成になっているでしょうか。
とはいえ、最後にはプロデューサーもちゃんと戻ってきて、やっぱり765プロは一枚岩なんだ、というオチが付きますが。

私は、天海春香だから

TVCMでも印象的に使われている上記台詞、これがある意味この劇場版の全てを表しているようにも思えます。「自分勝手」とは全く異なる「自分を貫く」という事が、即ち自分の足で歩いていくという事であり、それが彼女達の自立をあらわしている、と。もちろん、相変わらず春香の奥さんかよ! というレベルの千早の内助の功(笑)や、伊織のツンデレ全開な発破、他の仲間による後輩達へのフォローによる所も大きいわけですが、それが春香の行動が「自分勝手」とは全く異なるモノだという事を端的に表しているわけで。

アイドルとしての自分を徹底的に封印した律子の姿もまた成長を感じさせてくれました。他のキャラクターについてもそれぞれちゃんと見せ場があって、それぞれのファンにも満足できる出来だったのではないでしょうか?

かく言う私も、渡米する事についてプロデューサーに小鳥さんが漏らした

私だって、寂しいんですからね?

の破壊力が強すぎて劇場にも関わらずニヤニヤを隠せませんでした。いやもう君らとっとと結婚しるw