たこわさ

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神のみぞ知るセカイ 女神編 FLAG 5.0「ぱんちDEでーと」感想

原作既読。アニメ第一期・第二期・OVA視聴済み。
(以下ネタバレ)
月夜の中に眠るウルカヌスを仲間に得た桂馬だったが、結の中の女神が既に目覚めている可能性を考慮し、彼女の身の安全のためにも攻略を急ぐ事に。しかし、いつもの「攻略対象」と違い積極的に桂馬を落とそうと近づいてくる結は桂馬にとっては天敵同然。そこで桂馬が思いついた奇策は――。
漫画だともう少し都合よく桂馬の顔のデザインいじっていた気がしますが、アニメでは普段の桂馬の顔にカツラ乗っけただけなので違和感が――あんまりないなw
まあ、元々桂馬は黙っていればすらっとした美青年という設定なので、女装が似合うのは当たり前といえば当たり前なんですが。
しかし、毎度の事ながら女神編に入ってからの桂馬は余裕がなかったりたびたび本心が出てしまったり、隙が大きいですね。栞に女装を目撃された事が後々障害にならなければいいのですがw
そして結が屈託のない笑顔で「これからは桂馬君って呼んでもいい?」と聞いてきた時の桂馬の表情が……! 彼女達の身の安全を確保するためとはいえ、桂馬のやっていることは二股どころか七股もしくはそれ以上の外道の行為であって、桂馬はその事で結果的に彼女達を傷付けてしまう事を自覚しているんでしょうね……。
本作は原作含めて、そのコンセプトから色物扱いされがちだと思うんですが、作者やアニメスタッフが「落し神ではない、一人の青年としての桂木桂馬」を描く事も忘れていなくて、そこら辺に注視して観ると非常に味わい深い作品ではないかと。