たこわさ

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進撃の巨人 第2話「その日」感想

原作は連載を読んだり読まなかったり。
(以下ネタバレ)
「壁」中に次々と進入してくる巨人達を相手に人類はなすすべなく捕食されていく。より内側の「壁」の中へと逃れたエレン達を待っていたのは、食糧不足という現実と巨人の恐ろしさを実感として知らない人間達の心無い言葉だった……。
「壁」の規模から考えれば、高さ以外にも巨人を足止めする為の仕組みは100年の間にいくらでも準備できたんじゃ? とか、口減らしに25万人を捨石にするほど逼迫してたならもっと大規模な暴動なりが起こってもおかしくないんじゃ? とか色々ツッコミ所はありますが、本作はそういう細かい考証をして楽しむ類のものではない、というのが正解か。
現実を分かっていない内側の大人達やおびえるアルミンを罵倒するエレンでしたが、ミカサの一喝で「今の自分は彼らを罵倒する資格もない、彼らと同じただの弱い子供」であることを自覚させられ、ようやく主人公らしき前向きな憤怒に身を燃やし始めました。ミカサは良い女房役ですが、明らかに精神的に幼いエレンはそのありがたみを本当の意味では理解してなさそうな。
エレンの見た「錯乱した父親に何かを注射される夢」が本当にただの夢だったのかが気になるところ。