たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

翠星のガルガンティア 第2話「始まりの惑星」感想

(以下ネタバレ)
レドが流れ着いたのは、遥か昔に氷の惑星となってしまった為、放棄され座標さえ忘れ去られているはずの母星・地球だった。異星人同然の文化の壁を前にこう着状態が続くレドとガルガンティア船団だったが、チェインバーの翻訳と「沢山話せば分かり合えるはず」と信じるエイミーの純真さの結果、ようやくコミュニケーションが成立した。そんな折、船団のサルベージ船が海賊に襲われ――。
とりあえずチェインバー大量破壊兵器どころか人間サイズの物体・生物に対しても個別識別&他に被害出さないで破壊・殺戮出来る、地球の文化レベルから考えると神か悪魔か、といった恐怖の兵器であることはよく分かりました。まあ、そりゃあ宇宙空間でも海中でも亜空間でもパイロットの生命維持を十全に行えるモーターヘッド*1ばりの超科学の結晶でございますからして、その位の事は可能でしょうけれども、宇宙怪獣的な敵と戦うのに必要な機能かと問われるとちょっと疑問符が浮かぶので、チェインバー達は異星体と戦うだけのマシーンって訳じゃないのかも、と邪推したり。
船団へ恩を売ろうとしたレドの行動が、かえって彼らの恐怖心を煽って溝を深めてしまう結果にならないことを祈るばかり。
さて、肝心の地球については別に並行世界とかそういった類ではなく、氷の惑星から一転水の惑星へと変化した結果であり、多くの人類が宇宙に逃げ延びた事が史実として残っているという事なので、特に裏はなさそうですね。虚淵さんの事なのでしゃれにならない事実が隠されていたりする可能性はありますけれども!w
海中の電気を発する微生物からエネルギーを得て生活しているという設定は、∀ガンダムで地球に残された一部のナノマシンが「日光を浴びると発電するコケ」として生活に利用されていた設定を思い出しますね。*2地球放棄前に人類が利用していた人工生物の子孫、とかなんでしょうか?
とにもかくにも問題をはらみながらもようやくボーイ・ミーツ・ガールの体をなしてきました。このままチェインバーの通訳を挟んだコミュニケーションが続くのもそれはそれで面白そうですが、OP映像を観た感じだとリアルタイムで翻訳してくれるヘッドセットでも登場しそうな感じだし、案外レドがすぐに現地の言葉を覚えてしまうかもしれないので杉田成分は多少減るかも知れずw

*1:ゴティックメードではない。繰り返す、ゴティックメードではない!

*2:もっとも、∀ガンダムのその設定は作中では全く説明されていなかった気がするけれども……。