宇宙戦艦ヤマト2199　第2話「我が赴くは星の海原」感想

実は原作アニメはうろ覚えだったり。
（以下ネタバレ）
侵略者・ガミラスとは異なる異星イスカンダルよりの技術供与を受け、秘密裏に建造されていた宇宙戦艦ヤマトだったが、それを察知した敵側の攻撃により抜錨を早める必要に迫られる。更には予定されていた主要人員の一部が爆撃により戦死し、一部の人員が繰り上がる事になった。その中には、主人公・古代進の姿もあった……。
という事で、ヤマト計画発表→乗組員集合→抜錨まで駆け足ながらも中々に密度の濃い第2話でございました。特に、各乗組員のドラマについて最低限匂わせるだけで済ませたところはクドくなくてよろしゅうございます。これが、饒舌さと「濃い描写」とを混同した制作者の手に掛かってしまうと、今回ヤマトが抜錨しないでマッタリと主要人物のドラマが繰り広げられてしまう所ですが、そこの所は流石です。*1
ヤマト抜錨のシークエンスは随所に旧作へのオマージュが見て取れて、旧来のファンは感涙にむせび泣いているのではないでしょうか？（言い過ぎか）
さて、上記の通り主要人物の抱えるドラマについて、今回はざっと伏線的なシーンを流しただけに留まりましたが、その中でも気になるのが森雪さんについてのシーン。謎のコンパクト的な何かに「必ず帰る」とか呟いたり古代が来た途端にそれを隠したり、そもそもイスカンダルからの使者と彼女がそっくりだったりするので、「設計図を地球に持ってきたイスカンダル人＝森雪？」という連想をしてしまうのですが、案外ただのミスリードだったりするのかも。というか、ここからどうやって古代と仲良くなるのか想像が付かなかったりｗ
あと、非常にどうでもいいけれども古代と森雪の「艦長」のイントネーションがおかしかったような気がするんですが、本来はあっちが正しいんでしょうかね？