ジョジョの奇妙な冒険 第26話「神となった男」感想
原作はもちろん既読。
(以下ネタバレ)
更なる進化を求め同族ですら殺しつくした男、カーズ。その執念は遂に結実し、煮えたぎる溶岩にさえ耐え抜く究極生物へと進化した。唯一の対抗手段であった波紋法さえも使いこなすカーズを相手に、片腕を失ったジョセフは死を覚悟するが――。
最後の最後になって「エイジャの赤石が究極生物に対抗できる唯一の手段」という伏線が回収されたときのカタルシスときたら! 今度ばかりはジョセフの戦術ではなくギリギリまで追い詰められた末に自分でもよく分からない衝動によって突き動かされた結果だったので、カーズの慢心に由来する敗北とは言えず……。ただ、何も波紋で止めを刺さなくても、とは思いますがw
噴火のエネルギーで成層圏突破、という外連味あふれる決着がなんともジョジョという作品らしいですな。
究極生物といえど所詮は大気圏内で進化した有機体ベースな訳で、限りなく真空に近い宇宙空間という環境に適応できるような系統樹はカーズの中に無かったんですな。なすすべなく死ぬことも出来ず考えるのをやめた――ある種の単純生物は真空中でも生存できるらしいですが、カーズの末路も究極生物とは程遠い、ただ生きるだけの単純生物みたいなものでしたね。
そして死んだと思ったら実は生きていたジョセフの生命力の強さが頼もしい! アホの子のスージーQとは実に割れ鍋に綴じ蓋なナイス夫婦振りじゃないですか!
やはり第二部はジョセフのこの逞しさが魅力でした。
最後の最後で丞太郎も登場して、否応にも第三部アニメ化への期待が高まります!
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