たこわさ

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俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 第9話「よみがえる約束は修羅場」感想

原作知識なし。
(以下ネタバレ)
愛衣のラブポエムを偶然発見してしまった事をきっかけに、何故か花火大会デートをする事になってしまった鋭太。その道行きで数々の既視感を覚えた鋭太だったが……。
まあ、視聴者にしてみれば伏線以前に隠す気が全く感じられなかった「愛衣が鋭太の幼稚園時代の幼なじみ」という事実がようやく明かされました。
次々と上がる打ち上げ花火の閃光の下で、幼い頃の思い出が蘇るという粋な演出に恋愛アンチの鋭太も思わずドキドキしてしまう――かと思いきや、幼い頃に作った「婚姻届」を持ち出されて交際(というか事実上の結婚か)を迫られたら、そりゃあロマンチックな雰囲気も一気に吹っ飛びますわな……。今までの言動からは考えられない程の策士振りが輝いていた愛衣ですが、最後はやっぱり自らの奇行で失敗してしまうのね。
逃げ出した先で千和と姫香に出くわし「連行」される鋭太。それを物陰から悔しそうに眺める愛衣の視線の先には千和が……。愛衣にとってライバルは「彼女」である真涼ではなく「幼なじみ」である千和、という事なのか。それとも、鋭太と真涼のフェイクな関係をそれとなく察しているのか。はたまた、鋭太が一番大事にしている女の子は千和であると認識しているのか……?
愛衣が「風紀委員」の仮面を被ったまま自演乙の会に加わった所を見るに、表向きは鋭太へアプローチせずに水面下で動くつもりなんでしょうか? 「コーチ」という名目で参加したからには、真涼と真っ向から対立する心積もりなんでしょうかね。

それにしても、愛衣のキャラクターってヒロイン勢の中で一番あざといかもですね。風紀委員として外面はいいけど中身は幼児じみた恋愛脳で鋭太の事は全肯定、みたいな所が。
そういった意味で言うと、偽恋人という立場を利用して巧みに自分の中に芽生え始めている鋭太への想いを隠す真涼や、鋭太に不満もぶつけるし喧嘩もするしとあくまで「対等」でありたいと行動で示す千和のようなヒロインは、安易なブヒりからは遠い所にいるのかも。姫香はそもそも思考が大銀河の彼方にあるので別としてw