たこわさ

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僕は友達が少ないNEXT 第6話「奇行少女は傷つかない」感想

原作既読、前期アニメは視聴済み。
(以下ネタバレ)
自分から口止めしていた「かつて自分と小鷹が友達であった」という事実をあっさり明かしてしまった夜空の真意については色々と図りかねる所がありますが、恐らくは「最近小鷹と仲良く出来ていないからここいらで最終兵器を投入しておくか」という危機感の表れなんじゃなかろうか?
しかしながら、メインメンバー二人がかつて友達同士だったという衝撃の事実を知っても、小鷹の危惧とは裏腹に通常モードな隣人部の面々の落ち着きようは、小鷹と夜空の関係性に薄々気付いていた事と、そして恐らくは「昔は昔、今は今」という割り切った気持ちに由来しているのでしょうね? 事実、各人色々と悲しい(友達がいないという)「過去」に比べて、今「現在」の隣人部でのバカ騒ぎは楽しくて仕方がないものでしょうし。
さて、そんな通常モードの中、文化祭の出し物について話し合うことに。そんな中出てきた「メイド喫茶」というアイディアに理科と肉がそれぞれの持ち味を発揮しますが……いや理科のあれは普段の小鷹への鬱憤をはらしているだけだろう、と(笑)。肉についてもメイド喫茶通いを夜空に看破されていつもの泣きながら飛び出していくというシークエンスに移行するというテンプレート振り。実に平和です。
そしてオチとして、皆が帰った後にこっそりメイド服を着てみている夜空と、それを目撃してしまった小鷹のありえないくらい優しい笑顔でそっと退出、という流れに爆笑。というか、「素」の夜空の「きゃっ!」という悲鳴はありえない位可愛いなぁ……。井上麻里奈さんイイ仕事し過ぎ。惚れそうw
後半、今度は「占いの館」に挑戦。
夜空がバーナム効果を駆使して肉をいじる様はなんと言うか、微笑ましいことこの上ないですな。肉があまりにもあっさり引っかかってしまった上に、「夜空に自分を理解してもらっていると思って嬉しかったのに!」とあまりに真っ直ぐな気持ちをぶつけるものだから流石の夜空も困った顔になってしまったり。
肉が夜空の事が実は大好き、という事は前期から観ていれば分る事なんですが、夜空の方も実は肉に対してある種の好意的感情を抱いているという事がようやく描写されましたね。まあ、本人は絶対に認めないでしょうがw
「喧嘩するほど――」を地で行く夜空と肉の関係がどうなるのかも、本作の重要なキーポイントになりそう。