たこわさ

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マギ 第9夜「王子の責任」感想

原作知識は連載流し読み程度。
(以下ネタバレ)
アリババが自分を裏切った筈のカシムに味方しているのは、そもそもカシム達が盗賊稼業を始めた理由が国による貧民達への惨い仕打ちからだった。だが、アリババも義賊行為が正しい事とは思っておらず、迷っていた。そんなアリババにアラジンが活を入れ――。
アラジンのアリババへの言葉が、物語当初の「根拠は分らないけどやけに自信満々な言葉」という超然としたものではなく、黄牙の民との交流で学んだ事に基づいている所が、アラジンもしっかり成長しているんだな、と思わせてくれます。やっぱり天然で真理を見抜く主人公よりも沢山の人々の想いから答えを導き出す主人公の方が好感が持てますわな。
しかし、再び手を繋いだアリババとアラジンの前に血気にはやったカシム達が襲来。事態は混迷を極めようとするが……そこに颯爽と登場したのはシンドバッド!
七つのダンジョンを攻略したその実力は本物で、金属器も持っていないのにカシムの魔法アイテムやアリババの金属器の攻撃すら跳ね除ける圧倒的強さ! モルジアナとは違って「大人」のファナリスであるマスルールの強さも恐ろしい。モルさんも将来あんなになるんでしょうか。そしてジャーファルさん、理知的ツッコミキャラと思いきやキレキャラだったー!w
さて、シンドバッドの思わぬ申し出により、国王に直談判する大義名分を得たアリババ。彼に対する国民の期待は想像以上であり、対談の日に多くの人々が王宮前に詰め掛ける。そんな人々の期待を背に受け、兄である国王に真っ直ぐな言葉を向けるアリババでしたが……国王の返答は予想以上に酷いものでした。
まあ、シンドバッドが何の勝算もなくあの場をセッティングしたとも考えにくいし、国王の弟であるサブマドはアリババの事をきちんと評価している様子が見て取れたので、決して絶望的な状況ではないのでしょうが……そこに「彼ら」さえ現れなければ。
かつてアリババとアラジンが攻略したダンジョンを破壊した「黒いルフ」の使い手とその連れの覆面男。ここに来て彼らが再登場するとは、大きく話が動く前触れのようですね。

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今回はモルさんの出番が少なくてさびしいなぁ。