たこわさ

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さくら荘のペットな彼女 第5話「さくら荘のまじめな彼女」感想

原作知識は漫画版を少し読んだ程度。
(以下ネタバレ)
諸々の事情で青山がさくら荘へ。当初の空太があれだけ出たがっていたさくら荘に他人を誘うという所も驚きながら、青山があっさりと引っ越してくるのも驚き。まあ、空太のアレは単にさくら荘を毛嫌いする事で「言い訳」をしていただけだから、と取れなくもないから別にいいのか。
しかし、バイトの掛け持ち・学校・声優の養成所と休む間がなくて倒れる寸前だった青山が、自分から「ましろ当番」を引き受けてしまったのって、元来の真面目すぎる性格故なんだろうけど、その裏ではやっぱり(本人が意図していなくても)空太とましろの関係に異を唱えたかった、という気持ちもあるんでしょうね。
一方、空太は誰にも憚ることなくゲームクリエイターへの道を目指す事にしましたが、一歩踏み出しただけで上手くいくかといえば世の中そんなに甘くなく、一生懸命作り上げた企画書は赤坂に即刻却下されるレベル。
他方、テストで全教科0点という偉業を達成したましろ。生活能力だけじゃなくて勉強の方も要介護という末恐ろしさは今まで「天才」として扱われてきた弊害なのか。しかし、いわゆる「写真記憶」を持っているましろにとって、本試験と同じ内容が出題される追試は「模範解答を記憶するだけの簡単なお仕事」であり、追試の結果はオール100点。そこにまた凹む空太ですが、別にましろは問題を理解できている訳じゃないので、次のテストでもオール0点を取る可能性がある、ということに気づいているのでしょうかw
さて、「ましろ当番」を青山が引き受けたことで自立の道を強制される事になったましろですが、彼女にとって問題なのはそこではなく、空太との接点が少なくなってしまった事の様子。わざわざ空太の部屋へ寝に来たのも、空太の言葉を聴いて安心したかったからのようで……。その感情が一体何なのかは、まだ誰にも分らないでしょうが。
空太と青山の関係にも変化が。今までは「気さくに話せる異性の友人」程度だったのが、さくら荘で寝食を共にするようになった結果なのか、「本気で喧嘩を出来る仲」に。もちろん、このまま仲直りしなければただ単に喧嘩別れに終わりますが……。