たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

リトルバスターズ! 第5話「なくしものを探しに」感想

原作ゲームはコンプリート済み。なるべく原作厨的発言は控え……られるといいなぁ。
(以下ネタバレ)
いつも陽だまりのような雰囲気をかもし出す小毬。あの来ヶ谷でさえ「ゆいちゃん」呼ばわりされてペースをかき乱されるある意味「無敵」の彼女ですが、その笑顔の裏ではやはり「夢の中のお兄ちゃん」の存在が日々大きくなっている様子。
理樹は小毬の話から、小毬の兄は実在したけれども既に故人なのではないかと推測し、事の真偽を確かめる為に前回知り合った老人・神北小次郎の元を訪れる。はっきり伝えられた訳ではないけれども、やはり小毬の血縁者であった小次郎老人。理樹の推測が合っている事を示唆したものの、「その件について小毬にこれ以上伝えるな」と警告する。果たして彼女の過去に何があったのか……。
という事で、メンバー集めよりも先に個別ルート回収してしまうようで、前回に引き続きコマリマックスさんのエピソード。まあ、小毬は他のヒロインとは作中での役回りがちょっと違うので、そこら辺を考慮しての構成なのかもですね。原作知識が無い人の目にどう映るかがちょっと心配ですが。
しかし、今回も小毬さんが可愛らしすぎて困ります*1。きちんとおパンツネタのノルマも果たしていたり、意外に私服のファッションセンスが思い切っていたり、メインヒロインの鈴を差し置いて理樹とイチャイチャしたり。――と言っても、彼女の場合どこまで本気かは分りませんが、理樹に「兄」の姿を重ねている部分があるので、単純な恋愛感情とはちょっと違うのでしょうが。
さて、「なくしもの」――過去の思い出を探しにかつて住んでいた辺りを理樹と共に散策する小毬。おそらくそれが呼び水となったのでしょう、更に帰り道に見つけてしまった子猫の死骸を前に彼女は――。
フラッシュバックする兄との思い出。屋上での天体観測、病気が治ったらボートに乗ろうという約束。まるでここ数日の理樹との行動が、かつて兄と過ごしあるいは果たされなかった約束をなぞっていたことを示すかのような……。そして――。

いいかい、小毬。
全部、夢なんだ。
――夢なんだよ。

何が「夢」だというのか? それは、息絶え動かなくなった子猫を見て「何で? 何で動かないの……?」と何が起こっているのか理解していないかのような小毬の反応に表れており……。

前回に引き続き、今回もアニメとして十分に見られるレベルになっていたように見受けられます。*2ただ、私は以前から言っている事なんですが、リトバスという原作自体、はっきりいって各キャラクターの個別ルート自体はちょっとアレなお話が多くて、初見の人についていけるのかなーという懸念がありまして。でも、そこはアニメ化にあたって視聴者に伝わりやすいように上手く翻案してくれるかな、と期待していたんですが、むしろ各種伏線を省いているので唐突感が原作以上になってしまっているなぁ、と。
……まあ、次回に期待ということで。予告編見る限り、リトルバスターズメンバーが力をあわせてくれるっぽいし。

OP/ED楽曲CDが届きました。アレンジはゲーム版と同じくMintJamさんなので安心して聞けます。

*1:洒落にあらず

*2:ただ小毬が拾ったボールに青虫がついてたシーンは一体何の意味があったのか……よくわからんですが。