たこわさ

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絶園のテンペスト 第五幕「全てのことには、わけがある」感想

原作知識は連載を流し読みしてる程度。
(以下ネタバレ)
今回一番驚いたのは、OPに登場している美少女が実は男だった事だったり。
――という事で飄々とした鎖部一族のはぐれ者、潤一郎が登場。あの葉風がやたらと親しみと寂しさの篭った口調で語る様子からは、潤一郎の特殊な状況がうかがえますが……単純に葉風が潤一郎の事を慕っていた(あくまで過去形)という所もありそう。
吉野のヘアピンや山に穿たれた大穴などの伏線を回収しつつ、吉野と愛花のラブラブカップル振りと葉風のとてつもない魔法の力を見せ付けるお話でした。
サブタイトルであり愛花の口癖でもあった「全てのことには、わけがある」という言葉。葉風の口から同じような言葉が出た時に、思わず「違う!」と否定してしまった吉野の思いが痛い。確かに、「全ては運命で決まっている」なんて事を認めたら愛花が死ぬ事も何かの理由付け――今回の場合真広が葉風と出会い世界を救う為の伏線――でしかならないわけで……。
しかし、ペンギンのネックレスといい上記の言葉といい、なにやら葉風と愛花の間にも何がしかの共通点が存在しそうな感じですね。
そして最後にサプライズ。「姫様は樽の中で骨になっている」という左門の言葉と、彼が手にしたしゃれこうべの真実は一体? 流石に本物の葉風はすでに死んでいて今存在するのは彼女の残留思念――というオチはないでしょうが、視聴者と違って葉風の実体を目撃していない吉野と真広がどう受け取るか? というところがミソでしょうか?
それとも二人はあっさり信じたけれども、鎖部一族が皆騙されているので、彼らに真実を伝える為に絶園の樹対策と同時に葉風救出作戦も進める、みたいな流れになるんだろうか? 原作はここら辺全然読んでなかったので先の展開が分らないーw