たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

「暗殺教室」(1)

暗殺教室 1 (ジャンプコミックス)

暗殺教室 1 (ジャンプコミックス)

魔人探偵脳噛ネウロ」でお馴染みの松井優征氏の新作が早くも単行本化!
前作以上に外連味溢れる作風で、久々に「邪道の王道」かつ「超一流のB級」な漫画が週刊少年ジャンプにやってきたぞ!! という感じ。
ネウロ」でも際立っていた独特の語り口調と一癖も二癖もある主人公(?)である「殺せんせー」、そしてそれを「暗殺」する任務を帯びた生徒達、と荒唐無稽な世界観がますますパワーアップして帰ってきたなあ、と。
正直、見かけだけ緻密っぽくしてるけど中身は矛盾だらけでスカスカな世界観の漫画が幅をきかせている感のある今のジャンプにおいて、この位「細かい事は良いんだよ!」と割り切った世界観を描いてくれることの気持ち良さと言ったら! しかもそれでいて、まじめに受け取ろうとすれば実に深みのあるメッセージが毎回仕込まれているんだから松井氏は相変わらず恐ろしいというか。
しかし何より恐ろしいのは――狂言回しである生徒・渚きゅんが可愛すぎる事でしょう。何の説明も無いし、男子の制服着ている以上は男の子なんだろうけど、外見がまんま女の子(というかネウロの弥子をもう少し可愛くした感じ)なものだから「あれ、男の娘ってのも案外いけるのか?」とか独り悶々と(以下延々とオサーンの妄言が続くのでカット)。