機動戦士ガンダムAGE 第43話「壮絶 トリプルガンダム」感想

（以下ネタバレ）
結局、ジラード・スプリガンは役割が定まらないまま死んでしまった感があります。せいぜい、キオに言い放った

やめてあげてもいいわよ。
その代わり、あの人を返して……

という言葉が、キオの「話し合えば分る」理論を真っ向から否定するものだっただけ、といったところ。別にその役回りならば、志を持って戦死した兄を持つフラウでもよかったわけで、やっぱり存在意義がさっぱり分らないな、と。
ルナベース攻略にしても、そもそも何でフォトンブラスターを支援砲撃として有効活用してる描写があの時点まで無かったのかな？ と戦術に疑問符が浮かぶばかり。
アルグレアスは、フリットがプラズマダイバーミサイルを脅しとしてだけ使う為に準備させた、と信じているようですが、当のフリットが「ヴェイガンは皆殺し」と公言しているので、二人の信念にもすれ違いが見受けられるような気がします。
ゼハートがジラードを庇った件については、アセムが「ゼハートの本質は何も変わっていない」と気づく為の布石ですかね。いくらなんでも、敵も味方も関係なく殲滅されそうなあの状況でジラードを庇うという行為は自己犠牲が過ぎると思いますが。

追記

あと、やっぱりセカンドムーンは移動出来るじゃん、という事でヴェイガンが危険な火星圏に留まった理由がますます分らなくなってきました。