たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

神のみぞ知るセカイ FLAG 11.0「おしまいの日」

(以下ネタバレ)
原作を読んだときもそうだったが、今迄で一番キスのタイミングに納得がいかなかった、というのが正直な感想。
とはいえ、栞の心のスキマを埋める手法自体には、物凄く納得している。
桂馬と栞はある意味似ている。二人とも「現実の世界とは異なる自分にとって大切なセカイ」を持っている。即ち、桂馬のセカイはギャルゲーであり、栞のセカイは「本」である。
しかし、徹底して現実に興味を向けず自らのセカイを至上と考える桂馬に対して、栞は自分のセカイを「現実からの逃げ場所」に利用してしまっていた。
桂馬が行ったのは、「選択させること」だ。あくまで自分のセカイを現実からの逃げ場所とするのか、それとも。
ある意味、今回のエピソードは桂馬と言うキャラクターを描くためのものだったのかもしれない。