(以下ネタバレ)
今回は素直に大爆笑させてもらった。
桐乃がいる時に予告もなく麻奈実を家に呼んでしまうという京介の迂闊さはまさにツッコミどころだったのだろうが、それにしても桐乃の嫌がらせが圧巻。男性諸氏ならば、あの攻撃によるダメージが計り知れない事はお分かりいただけることだろう。しかも、麻奈実が「眼鏡の娘ばっかり」とポジティブに捉えてしまっている事で、「決して恋人同士になりたくない」京介としてはそれはそれはいたたまれない心持ちになった事だろう。
そして、視聴者は京介が散々に振り回される様を見てニヤニヤするわけだ。――ああ、つまりこのアニメは京介に萌えるのが本来の楽しみ方だったわけか(違)。
さて、流石の桐乃も悪いと思っているようで、沙織や黒猫の手を借りて京介へのお詫びを果たした訳だが……ここでの京介の涙の意味は、作品の根幹部分に関わってきているのだと思った。
やはり潜在的に、京介はシスコンなのだろう。「可愛くない妹だが兄貴として仕方なく『人生相談』に乗ってやった」というのが今まで京介が自覚していた動機*1だった訳だが、素直な感謝の言葉を受けてはじめて「ありがとう」を言ってもらいたかった事を自覚した。つまり、今回デレたのは実は桐乃ではなく京介だった、という事か。
そしてそれらは実に些細な事で、今回一番の見所は可愛すぎる黒猫(ry
*1:「兄貴」という立場を維持するための自己満足、と京介自身は思っていた、と解釈した。