たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

CLANNAD 〜AFTER STORY〜 総集編

一応全体感想的なものを簡単に。
(以下ネタバレ)
とりあえず、やはりラストでの「奇跡」が起こった後の岡崎の態度があまりにもあっさりし過ぎていて、そこら辺がかなり台無しにしていたんじゃないかな、と思ったりします。
「こちら」の汐を抱っこしながら、「あちら」の汐との思い出がフラッシュバックして、何だか本人にもそれがなんなのかよく分からないけれども涙が溢れてくるとか、その位あからさまな演出をしないと、視聴者としては「今までの不幸忘れて奇跡が起こってみんなハッピー! で終わりかよ!!」と激しく納得がいかない所だと思うのですよね。実際、原作やってない人の感想をいくつか拝見しましたが、かなり失望された方が多かったようです。
「あちら」の汐については、ラストシーンで風子が「可愛い匂いです!」と言っているように最終的には「こちら」に戻ってきている、という演出がなされていて、後で全体を連続して見直した時に伏線として効果的に働いている事が分かるようにはなっていますが、視聴者に見直しを喚起するほどのラストになってない、というのが正直な感想。
「原作と脚本が微妙に異なるのに『原作に忠実』という評価を受ける」のが京都アニメーション作品の凄い所だと思っていますが、今回に限って言えば、「原作通りを目指したら原作とかけ離れてしまった」というのが、最終的な私の感想です。