アンギャー!!
(以下ネタバレ)
かませ犬のナイトオブテンはまあよいとして、今回は戦死者盛り沢山でございました。親子二代でギアスの犠牲になったようなダールトン息子とか、直接的な描写は無いけど朝比奈もフレイヤの閃光に消えた模様。
私的にはギルフォードの最期に敬礼! という感じ。本物のコーネリアはすぐ近くにいたのに……。ギルフォードの最期にあたってのルルーシュの表情は、ギルフォードの忠誠心を利用してしまった事への罪悪感からか、それともギルフォードの命まで利用しようとは思っていなかったのか。なんにしてもこれで、コーネリアがルルーシュの味方につくフラグは完璧に消滅した事になりますか。
そして、ナナリーと咲世子さんもフレイヤの閃光に消えました。生死がはっきり明示されていないとはいえ、あの状況で生存は絶望か。
ナナリーの死は、ルルーシュが戦う一番大きな意味の喪失を意味し、朝比奈は最期にとんでもない置き土産(=ゼロの命じた「虐殺」*1)遺していき、ルルーシュの明日は八方塞、という感じ。
しかし、スザクはフレイヤをどうやって撃つんだろう、と思っていましたが、考えてみれば考えられる理由は一つだったわけで。まさか、かつてルルーシュがスザクの身を案じてかけたギアスが、結果的に惨劇を呼ぶ事になろうとは……。
物語はますます「残酷な神が支配する」悲劇のシナリオを辿るような形に進んで来ました。私的には、せめて最後には、ひとかけらでもいいから希望の残る物語であるように、今から願ってやみませんが。
その他気になる事
シュナイゼルが「皇帝陛下がこの現実に興味があるわけが無い」的な事を言ったのは、未だ明らかにされていない「この世界の真実」を知っているから? 先々週も似た様な事言ってたし。
新型紅蓮のオーバースペックぶりでそれを乗りこなすカレンに痺れた。
ルルーシュ、何の対策もせずにロロ雑巾をナナリーの元に送っていたの巻。何か回を追う毎にルルーシュが馬鹿になっている気がする。特にシャーリーが死んでから行動がちぐはぐなんだよね……。
*1:もちろんギアス狩りが目的だったわけだが、木下の主観ではただの虐殺と映ったことでしょう