たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

ライブドア株暴落 子供投資家も想定外 授業の合間、一喜一憂

http://www.sankei.co.jp/news/060205/morning/05iti001.htm
「子供に経済の仕組みを教えるため」と言って、子供たちに株取引の指導をする光景をテレビなどでよく目にするようになりましたが、もうアホかと馬鹿かと。
株価ってのは結局の所、土地や資産などの現金化しやすい価値と、人材やら企業の持つノウハウやらのような直接的な金銭価値を持たない価値を合わせて査定した結果なわけで。株取引というのは、そういった土台の上でしか成り立たない表面的な金の動きなわけですよ。
労働者や経営者が存在しなければ、株価なんてのはそもそも成り立たないわけで。そういった側面を教え込まずに株取引の方法とリスクだけ教えるなんてのは、子供をマネーゲームの戦士に育て上げるのと同義なわけで。
私的には、最後の森永卓郎さんのお言葉こそ、子供たちに教えるべきことだと思うんですがね。

「子供が株をやることはあまり勧めない。お金の役割を勉強することは必要だが、お金がお金を生むことを子供たちに見せてしまうのは好ましくない。株式市場の役割は本来、リスクのある事業に投資者が出資し、うまくいったら配当を受けるもので、株の売買でもうけるのは本来の姿ではない。堀江容疑者のやり方はマルチ商法に極めて近かったと思う。一昔前はメンコやビー玉など遊びの中にお金の要素が組み込まれていたが、今はそういう遊びがなくなり、教育しなくてはならなくなった。子供たちは一度味をしめてしまうと、真面目に働くことができなくなってしまう。そういう意味で今回の事件はいい教訓を残した。もう二度と堀江容疑者を作り出してはいけない」