たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

2ちゃんねるでのパクリやパロディにオリジナルへのリスペクトはあるか?

http://d.hatena.ne.jp/kanose/20051013/parodyrespect
ここで紹介されている議論に一つ抜けているのが、Flash作者は「のまネコ」ではなく「モナー」のつもりでDVD収録版Flashを作成していたらしい、という事でしょうか。
一部の過激派は別として、問題とされたのは「改変も何も加えないで名前だけ付け替えて『インスパイア』と言ってのけたavexの図太さ」だったんじゃないかな、と。
例えば、将来ドラえもん著作権が切れたとしましょう。それで、どこかの個人がドラえもんをメインにすえたFlash映像を製作して、それがネット上で大ヒットした。それに目をつけた企業が、「これビデオで一般販売しましょう」と持ちかけて商品化した。で、その時に何故かFlash上のドラえもんに「トンチャモン」という別名をつけて独自に商品展開を始めてしまった。著作権云々は度外視しても、これって良識有る行為じゃありませんよね?
つまり、本当に「のまネコ」が「モナー」にインスパイアされたものだったら、ここまで大騒ぎにはならなかったけれども、インスパイアどころか名前だけ変えた同じものだったから、皆騒いでいるわけで。
問題の本質を、取り違えている人が多すぎるんで無いかな、と。

(補足)ちなみに、avexの公式コメント「いわゆる「のまネコ」問題についての当グループの考え方」では、以下のように述べられています。

(前略)しかし、その後CDの売れ行きが予想もしないぐらい伸びたことを背景に、私たちはビジネスとして、ぬいぐるみ等の「のまネコグッズ」をオリジナル商品として出すことにしました。その商品は、マイアヒ・フラッシュのイメージを残しつつ新たなオリジナリティを加えて別のキャラクターとして描き下ろされたものであり、もちろん「モナー」とは異なるものとして作っていただいたものですが、皆様には、「のまネコ」は上記のような経緯で誕生したマイアヒ・フラッシュと同様のものであると受け取られ、「のまネコ」によって「モナー」等のアスキーアートの自由な使用が制限されるのではないかといった様々なご不満・お叱りをいただきました。

つまり、avex的には「のまネコ」はマイアヒーFlashに登場したキャラクターとは別物、という事なんですね。なるほど!
まるで小学生レベルの言い訳ですね、流石はavex!!