たこわさ

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中絶胎児を生ごみ処分

 横浜市中区の産婦人科医院「伊勢佐木クリニック」(原田慶堂院長)が、中絶胎児を生ごみとして処分したと疑われている問題で、市環境事業局などは21日、廃棄物処理法に基づき、同クリニックを立ち入り調査した。関係書類の提出を受けるとともに、原田院長ら関係者から事情を聴いた。

 同クリニックの元職員らによると、一般の遺体と同様に扱う必要のある妊娠12週以上の中絶胎児をはさみで切断し、生ごみとして廃棄。3年ほど前から12週以上の中絶を受け付けなくなったが、その後も12週未満の胎児は生ごみとして捨てていたという。
毎日新聞 2004/07/21)

某紙ではかなり大きく取り扱われていたので、既に知っている方も多いかと思われます。
中絶という行為自体の是非には、道徳的・宗教的観念が大きく関ってくるため、私個人としてははやや容認派であるとだけしか言えませんが、それにしても人間としての形を獲得しようとしていたモノに対して、その手足をハサミで処理し供養もせず生ゴミとして処理する、という行為には、吐き気すら感じてしまいます。
どんな理由があろうとも、「命の選別」が行われたのは事実であるのだから、法律云々以前の問題として人間として最低限の良識が働かなかったものか、と思います*1

*1:とはいえ、中絶胎児のホルマリン標本などの「医学的資料」の存在についてどう人間としての良識と決着をつけるのか、という問題もあるのですが