たこわさ

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Fate/EXTRA Last Encore 07「誰かの為の物語 ―ナーサリー・ライム―」感想


今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

第三層の探索を続けるハクノ達の前に現れたのは、「殺しても死なない怪物」だった。
しかも、第三層全体が「同じ一日」を繰り返す仕組みになってしまっている。

それでも何とか怪物を打倒しようと試行錯誤する中、リンは第三層のフロアマスターについての記憶をようやく取り戻す――。

感想

さすがに今回ばかりは分かりづらかったので一言だけ。


あの時本当に伝えるべき言葉があって、
少女は最後に、今度こそソレを口にできたのです。



自分は置いていかれたのではなく、その未来を見送ったのだと。

(竹箒日記 2018/3/11)
http://www.typemoon.org/bbb/diary/

既に救うべき「ありす」の姿はなく、ただただその残滓がシステムとして人を食らうのみ。

怪物を倒した所で、誰も救われない。

しかしそれでも、「ありす」の夢を受け継いでいたナーサリー・ライムが、自分達を開放してくれたハクノ達が未来へ立ち向かう姿を見送った事が、「誰かの」慰めにはなったのだろう。

……今回のエピソードについてはあまりにも悲しすぎるので、語るのはここまでとしたい。

奈須きのこの真骨頂を味わった気分だった。