たこわさ

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櫻子さんの足下には死体が埋まっている 第捌骨「託された骨(後編)」感想

今回の満足度:3点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

理科室で見つかった人骨は前任教師・佐々木の知人女性のものだった。何故、佐々木は女性の遺骨を隠し持っていたのか? 正太郎は遺品整理にかこつけて佐々木の姉・小雪のもとを訪れる事にするが、少々強引に櫻子も同行させる。正太郎の胸中には「櫻子が猫の骨格標本を盗んだのではないか」という疑念がいまだ渦巻いており――。

感想

佐々木達三人の過去を巡るあれこれについては、必要な手掛かりを全て提示しておいて視聴者に推理させるのではなく、芋ずる式に新事実が明らかになっていき最終的に櫻子の「推論」によって答えが提示されるという実にこの作品らしい流れだった。が、それとは逆に、正太郎による櫻子の「犯行」についての「謎解き」は実に王道ミステリ然としたそれで、(恐らく作者が)櫻子の口を借りてメタ的に「正太郎が探偵っぽい」と言わせている所をみるに、狙って描いた展開なのだろうと思う。