今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
杏の後をつけていた怪しい男の正体は、画家見習いの青年・喜多川祐介だった。著名画家・斑目一流斎の門下生だという彼は、杏に是非とも絵のモデルになってほしいと思い、アプローチするタイミングを図っていたのだという。
祐介に多少の胡散臭さを感じつつも、まんざらでもない杏。
坂本は祐介を信用できず苛立つが、蓮はまた別の部分が気にかかっていた。
実は、祐介の師匠である斑目には、黒い噂がつきまとっていて――。
感想
いつも以上に平坦なエピソードだった。演出が相変わらず良いので飽きなかったが……。
斑目の外道ぶりには恐れ入る。それに目をつぶり盲信とも言える忠義立てを続ける祐介の姿は痛々しく、彼の持つ「負い目」とやらは、それほどの「傷」なのだと感じられる。
恐らくは、今は失われてしまったという斑目の絵が深く関連しているのだろう。
蓮達を怪盗の道に勧誘しておきながら、今回は慎重論を展開したモルガナの態度には少々違和感があった。
まるで就職説明会の時には「自由闊達な会社です」と謳い、いざ入社してみると保守的な従来型の企業だった、的な就職詐欺のようだ(笑
まあ、モルガナとしてはようやく出来た仲間を大切にしたい一心で動いているのだろうが。
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