たこわさ

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迷家‐マヨイガ‐ 第七話「鬼のいぬ間に悪だくみ」感想

今回の満足度:3点(5点満点中)

(以下ネタバレ)

あらすじ

光宗にはかつて、時宗という名の双子の片割れが居た。おとなしく手のかからない光宗に対し、時宗は時にやんちゃが過ぎる子供であり、母親はすっかり時宗にかかりきりた為に光宗は寂しい幼年時代を過ごしていた。しかしある日、時宗がふざけて高い塀の上で遊びそのまま転落、死亡してしまった事で状況は一変する。時宗の死を受け入れられない母親は精神を病み、光宗の事を時宗だと思い込むようになる。「母親の為」という父をはじめとする周囲の大人達の意見で光宗は時宗の振りをして過ごす事を余儀なくされ、そのまま高校生になってしまった。
「光宗」として生きる為にツアーに参加した――光宗から彼の痛ましい過去を聞いた真咲は優しい言葉をかけ、光宗ならばそのままでも皆に受け入れてもらえると勇気付ける。心を通じ合わせる光宗と真咲だったが、そんな二人をよそに村では他のメンバー達が「全ての元凶は真咲」と決め付け魔女狩りの如く彼女を捕らえ尋問する意志を固めていた――。

感想

美影につられてか、メンバー達の馬鹿化が一気に進み、緊迫したシチュエーションとは裏腹にどこかしらけた気持ちで観てしまった。散々煽っていたこはるんが逆に弱気になり、ヴァルカナも初期の言動だけが過激な彼に戻ってしまったように見え、今までの流れはなんだったんだ、という印象。
光宗の過去は……胸糞が悪過ぎて観ていて辛かった。光宗の八方美人さはてっきり彼の隠された悪性の伏線かと思っていたが、むしろ周りのどうしようもない大人達を慮ってのものだった、という点が意外。そしていい人の振りして光宗を自分に都合のいい人格のままでいさせようとしている颯人が心底恐ろしい。
熱狂に振り回されず、冷静に動いたリオンとナンコの株も急上昇。