たこわさ

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Classroom☆Crisis 第3話「経理部から来た女」感想

今回の満足度:2点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

ナギサは専務である兄・ユウジからA-TECの予算が大幅に削減される事を伝えられる。その意思に沿うかのように、ナギサは経理部から自分に忠実で有能な女性・アンジェリーナを呼び出し、A-TECでの徹底的なコストカットを任せる。しかしナギサの真の目的は、ユウジの不審な動きを探ることにあった。アンジェリーナの調べによれば、A-TECの予算削減については社内のどの部署も関知しておらず、ユウジの独断の疑いがあるという。削減された予算は一体どこに向かったのか……兄に付け入る隙を見付けたナギサは一人ほくそえむ。
一方、ナギサ達の策謀など全く与り知らぬカイト達は、アンジェリーナの強引なコストカット策により窮地に立たされていた。いい加減な財務体質、本人達のやる気に任せた劣悪な労務状況などの問題点を指摘され、アンジェリーナの正論に納得するしかないカイト達。更にアンジェリーナは、半ば騙し討ちのような形でA-TECの設備を接収し他部署の生産ラインに移譲してしまう。途方に暮れるカイト達に新しい作業場を提示するアンジェリーナだったが――。

感想

そもそも、A-TECのような採算度外視の部署の財務・労務管理がカイトと生徒達だけに任されていた、という霧科の企業体質自体が問題じゃ? などと思ってしまうのですが、そこはやはり前部長の甘さ、というかカイトを社内の勢力争いに巻き込まない為に、A-TECという箱庭に閉じ込めておいた、という事か。でも結局、いざ経営陣からいちゃもん付けられた時に最低限カイト自身が抵抗できるように育ててなかった事は罪深すぎるよな、と。結局ナギサとアンジェリーナに付け込まれて優秀な生徒の大半を失ってしまった訳で。
あと、稟議やらプレゼンやらの話が出た直後に寸借詐欺みたいなアンジェリーナのやり方を披露されると、流石にげんなりしますわ……。
もうカイト達だけじゃ事態を打開するのは無理なように思えるので、やはりナギサを味方に引き込むしかないのでしょうね。しかしながら、ナギサは何やらカイトに期待している――というか自分の掌の上でもがき苦しむ様を楽しんでいる節も窺え。専務の着服疑惑なんかも絡んでくるので、今後も一筋縄ではいかなそうですね。
ただ、策謀の中でカイト達がもがきながらも抵抗していく様を描くのなら、ナギサと専務の「空中戦」はいい加減なものではなく緻密な描写をしてもらわないとあっという間に陳腐極まりない話になってしまう訳ですが。

Classroom☆Crisis1 (MF文庫J)

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ラノベ版も発売されるようで。