響け！ユーフォニアム 第八回「おまつりトライアングル」感想

原作未読。
（以下ネタバレ）

あらすじ

「塚本（秀一）と付き合ってるの？」。葉月の突然の問いに呆気に取られる久美子だったが、いつも通りに「ただの幼馴染」と答える。秀一の事が気になっている葉月はその答えに色めき立ち、何故か本人以上に盛り上がっている緑輝がそれを更に焚き付け、お祭りに秀一を誘う事になった。
しかし、当の秀一は意外な事に久美子をお祭りに誘ってきた。全く予期していなかった展開に混乱してしまう久美子。葉月の事もあり、何とか秀一の誘いを断ろうとあれこれ苦慮した久美子は、紆余曲折あり何故か高坂とお祭りに行く事になってしまい――。

感想

葉月さんの木端短い恋に「無茶しやがって……」のアスキーアートを連想してしまいましたが、それはともかくとして……。

いきなり麗奈さんの久美子への好感度がMAXになっていて、ある程度は予想していたもののやっぱりビックリしてしまいました。というか、見ようによっては麗奈さん、ガチで久美子を口説いているようにも見えるんですが……まだ高１なのになんだあのエロさ（笑）。
久美子の「本気で全国〜」の言葉は、やはり麗奈の中では痛い所を突かれた、という思いだったようですね。善良そうな顔をしつつも結構ドライにグサッとくる言葉を吐けてしまう、久美子の長所でもあり短所でもある個性が、麗奈にとっては気持ちのいいものだったのでしょうか。
久美子本人に自覚はないかもしれませんが、彼女は本心を言っている時と、そうでない時の差が実にはっきりしているんですよね。今回で言えば、秀一に対するあれこれが（自覚は無かったまでも）本心ではない部分が多かったですし。麗奈はそこの所を既に見抜いていて、その上で久美子の事を気に入っている節がありますね。
秀一が葉月とお祭りに行ったことを気にしているのか？ と麗奈に問われた時の久美子の返答は、明らかに本心では無かったですよね。麗奈はそれをあっさりと看破している様子ですが……あの笑顔には「なるほど、塚本とは本当に何もないのか。これならあっさり堕ちるな（ニヤリ」という意味があるように思えて仕方ありません（笑

葉月を振ったものの、自分は久美子に徹底的に一線を引かれてしまったと秀一は思っていそうですから……恋愛描写がグダグダ続く心配はなさそう？ 今回も実にすっきりしていたし。
まあ、私的には恋愛描写は嫌いじゃないし、後藤君カップルにニヤニヤしたりしましたけれども……お前らちゃんと演奏しろ！ｗ と思っていたら最後に久美子と麗奈がしっぽりもといしっとりとやってくれたので溜飲が下がりました。

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