たこわさ

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ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 第42話『亜空の瘴気 ヴァニラ・アイス その1』感想

原作既読。
(以下ネタバレ)

あらすじ

ダービーとのTVゲーム勝負が続いていた。質問相手の「魂」からYES/NOで答えを聞き出すという自らのスタンド能力を駆使したダービーは、承太郎の優位に立つかに見えた。しかし、しばらくすると承太郎の魂の返答と実際の行動に齟齬が生じるようになる。承太郎がなんらかのイカサマを行っているのは明らかだが、ダービーにはその正体が皆目見当つかず、次第に精神的に追い込まれていく――。

一方、ジョセフ達の帰りを待っていたアブドゥル・ポルナレフ・イギー達は、事態を打開する為に館の中へ侵入する。アブドゥルのスタンド能力を応用した索敵とイギーの鼻を頼りに敵を探す彼らは、見事館を幻覚で包んでいたスタンド使いを撃退する。しかし彼らにはもっと恐ろしい、アブドゥルの索敵やイギーの鼻をもってしてもその気配を感じる事の出来ない敵が迫っていた――。


感想

ダービー弟は兄に比べて打たれ弱い印象。兄とのエピソードから、彼は自身の能力に絶対の自信を持っていたようですから、一度劣勢に陥ってしまえば、あとは脆いものだった、という事でしょうか。ダービー兄の時は情けない醜態を晒したジョセフが、今度は見事な立ち回りを見せてくれたのはなんとも溜飲が下がる思い。

しかし、快勝した承太郎達とは正反対に、ポルナレフ達は大ピンチに。……勝利の為にお互いを庇うようなことはせず見捨てろ、と誓い合った直後なのに、アブドゥルは身を挺してポルナレフとイギーを庇い、両腕のみを残して消滅してしまいました。原作でもなんとも衝撃的なシーンでしたが、アニメでも思わずポルナレフと一緒に叫んでしまいそうになるくらいのショックを受けました……。

以前もポルナレフを庇って重傷を負ってしまったアブドゥル。情の男の犠牲に、義の男ポルナレフはどう応えるのか?